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この地域を手順・資料へ引き継ぎます。提出先の確定ではありません。住所地・主たる営業所・変更先など、用件に合う窓口を確認してください。

実務ナビゲーション

採用から教育・配置までの担当間引継ぎ

採用・教育・配置の担当者向け。まず本人の資格・経験と予定する業務を整理し、教育担当が必要な教育条件を確認します。計画と実施記録、未確認事項を分けて引き継ぎ、配置前に本人と現場の条件を照合します。

実務の進め方・共通資料

採用から教育・配置までの担当間引継ぎ

次の担当が何を受け取り、どこが未確認なら止めるかを揃える。

使う方
採用担当・教育担当・配置担当・新入社員
対象範囲
部門をまたぐ工程の案内。教育時間・採用条件・配置義務の個別判断や、各台帳の複製は行いません。

結論:採用から配置まで、教育を先に済ませる

新たに警備業務に従事させる警備員には、短縮・免除に当たらない限り、基本教育と業務別教育を合わせて20時間以上の教育が必要です。現任教育は原則として両方を合わせて毎年度10時間以上です。法令は新任10時間+10時間、現任3時間+7時間のような配分を全国一律に固定していません。必要な教育事項と方法を満たす計画を作ります。

資格や経験で時間が変わる場合は、次の表の条件ごとに確認します。

教育時間の基本

施行規則第38条第4項・第5項の主要な区分です。元警察官、機械警備業務管理者、新任教育を受けた年度の扱いなどは省略しているため、必ず条文と警視庁の教育時間表で自社の条件と照合してください。免除でも、法第21条の指導・監督は不要になりません。

本人の条件
短縮・免除に当たらない
新任教育
基本・業務別の合計20時間以上
現任教育(毎年度)
基本・業務別の合計10時間以上
本人の条件
最近3年間に、その区分の警備業務に通算1年以上従事し、同じ区分に就く(他の特則に当たらない場合)
新任教育
基本・業務別の合計7時間以上
現任教育(毎年度)
原則、合計10時間以上
本人の条件
その区分以外の区分で最近3年間に通算1年以上従事した人、または警察官として通算1年以上の人(他の特則に当たらない場合)
新任教育
基本・業務別の合計13時間以上
現任教育(毎年度)
原則、合計10時間以上
本人の条件
その種別の1級の合格証明書の交付を受け、同じ種別に就く
新任教育
免除
現任教育(毎年度)
免除
本人の条件
その種別の2級の合格証明書の交付を受け、同じ種別に就く
新任教育
免除
現任教育(毎年度)
業務別教育を毎年度6時間以上(基本教育は免除)
本人の条件
別種別の合格証明書、または別区分の指導教育責任者資格者証がある(合格しただけでなく、証明書・資格者証の交付を受けていること)
新任教育
業務別10時間以上。当該業務に最近3年間で通算1年以上従事していれば業務別3時間以上
現任教育(毎年度)
業務別6時間以上

法定の記録と保存期間

記録がないと、教育を行ったことを示せません。保存期間を台帳に入れておきます。

記録
警備員名簿
保存期間
退職の日から1年
根拠
施行規則第66条第2項
記録
指導計画書
保存期間
実地に指導した日から2年
根拠
施行規則第66条第2項
記録
年度の教育計画書・教育の実施記録
保存期間
当該年度が終了した日から2年
根拠
施行規則第66条第2項

計画書の期限

教育計画書は、年度の開始30日前までに作成します(施行規則第66条)。

全体の流れ

対象と条件を確認 → 必要な資料を準備 → 原本と照合 → 次の担当・窓口へ

担当と記録の受渡し図

同じ社員Kの記録を、採用から教育・管制・現場へ渡します。この架空例は、教育全体と配置条件が未確認のままです。

1

採用担当H本人資料・前提を渡す

社員Kの希望・経験・資格を整理

確認済みと確認待ちを分けて、教育担当Cへ。

この段階の記録・未確認事項を見る
案件・対象者
K-CASE01/社員K(架空)・交通誘導
段階・記録番号
1 採用と前提
計画・実施内容
警備経験・保有資格なし、交通誘導の仕事を希望する架空設定
日時・時間の区別
入社日・初回配置日は未確定
担当・参照する正本
採用担当H→教育担当C/本人資料・条件説明記録
確認状態・次の行動
採用条件と本人資料の確認待ち。設定だけで採用適格性を確定しない

本人資料と未確認事項 → 教育担当C

2

教育担当C計画と実績を分ける

先に、必要な教育全体の条件を確認
  1. 1. 計画教育計画 K-PLAN01
  2. 2. 欠席当初日の記録 K-REC01
  3. 3. 補講の予定補講計画 K-MAKE01
  4. 4. 補講の実施補講の実施記録 K-REC02
一部の練習を、教育全体の完了にしない

30分は独自の口頭練習を説明する作例です。新任教育全体の必要時間・内容を示すものではありません。法定教育への算入、実施者の要件、全体の充足は未確認で、公式条件と社内の原記録を教育責任者が照合します。

この段階の記録・未確認事項を見る
案件・対象者
K-CASE01/社員K・交通誘導
段階・記録番号
2 教育全体の条件確認
計画・実施内容
本人条件と対象業務から必要な教育内容・時間、教育を行う者の要件を確認する
日時・時間の区別
必要時間・全体日程は未確認。公式条件の照合後に計画へ記入
担当・参照する正本
教育担当C/公式教育区分・社内の承認済み教育計画
確認状態・次の行動
次のK-PLAN01は一部分の練習案。新任教育全体を満たす計画ではない
案件・対象者
K-CASE01/社員K・交通誘導
段階・記録番号
3 教育計画 K-PLAN01
計画・実施内容
架空営業所会議室で、交通誘導中に気付いた危険を担当者へ報告する説明と口頭練習
日時・時間の区別
計画例:2026/11/10 9:00~9:30、30分。休憩予定なし
担当・参照する正本
担当予定C/社内計画K-PLAN01。教育を行う者の要件は未確認
確認状態・次の行動
法定教育の時間・内容への算入は未判定。実施予定と受講済みを分ける
案件・対象者
K-CASE01/社員K・交通誘導
段階・記録番号
4 当初日の記録 K-REC01
計画・実施内容
社員Kは欠席したという架空設定。練習を受けたことにしない
日時・時間の区別
予定日2026/11/10。社員Kの受講実績0分(欠席の作例)
担当・参照する正本
教育担当C/出欠・実施記録K-REC01
確認状態・次の行動
未受講の内容をK-PLAN01に対応付け、補講計画K-MAKE01へ渡す
案件・対象者
K-CASE01/社員K・交通誘導
段階・記録番号
5 補講計画 K-MAKE01
計画・実施内容
K-PLAN01と同じ報告の説明・口頭練習を社員K向けに計画
日時・時間の区別
計画例:2026/11/12 9:00~9:30、30分。計画時点では未実施
担当・参照する正本
教育担当C/補講計画K-MAKE01。元記録K-REC01を参照
確認状態・次の行動
この行は予定。実施後の事実は次のK-REC02に記録する
案件・対象者
K-CASE01/社員K・交通誘導
段階・記録番号
6 補講の実施記録 K-REC02
計画・実施内容
架空営業所会議室で説明と口頭練習を実施。出席K、実施担当Cという作例
日時・時間の区別
実績例:2026/11/12 9:00~9:30、休憩0分、実施30分
担当・参照する正本
教育担当C/実施記録K-REC02。責任者R・確認日2026/11/13という作例
確認状態・次の行動
Kは連絡先を説明できたが報告順序は再確認。実施事実と理解確認を分け、算入可否・全体完了は未判定

計画・欠席・補講・残課題 → 管制担当D

3

管制担当D
確認責任者R
配置前に照合する

教育の原記録 × 本人条件 × 現場条件

必要資格・人数と、教育全体の必要時間・実績を照合します。

この例:未確認あり → 配置を確定しない

未完了の内容と確認担当を明確にし、条件の確認へ戻ります。

この段階の記録・未確認事項を見る
案件・対象者
K-CASE01/社員K・交通誘導
段階・記録番号
7 教育から管制への引継ぎ
計画・実施内容
K-REC01の欠席、K-REC02の補講、理解確認の残課題をまとめて参照
日時・時間の区別
報告順序の再確認予定は未設定。教育全体の必要時間・実績照合も未了
担当・参照する正本
教育担当C→管制担当D/K-PLAN01・K-REC01・K-REC02と全体教育記録
確認状態・次の行動
一部の練習だけで教育完了・配置可能としない。未完了内容と確認担当を渡す
案件・対象者
K-CASE01/社員K・現場X(架空)
段階・記録番号
8 配置前の照合 K-PRE01
計画・実施内容
交通誘導の現場Xの住所・区間、必要資格・人数、本人条件、教育実施範囲を照合
日時・時間の区別
初回配置日未確定。確認期限は配置を確定する前
担当・参照する正本
管制担当D・責任者R/現場条件・公式配置基準・本人と教育の原記録
確認状態・次の行動
現場条件と教育に未確認が残るため、この例では配置確定をしない。必要資格との不一致も責任者へ戻す

残課題の解消・配置の確定後に進む

4

現場責任者S本人の受領まで確認

集合・連絡先・装備を社員Kへ

この例では初日案内も準備段階。案内済み・受領済みにはしません。

この段階の記録・未確認事項を見る
案件・対象者
K-CASE01/社員K・現場X(架空)
段階・記録番号
9 初日案内 K-DAY01
計画・実施内容
集合場所・時刻、連絡先、装備・貸与品、困った時の相談先を本人へ渡す準備
日時・時間の区別
確定後に案内する予定。集合日時・受領日時は未記入
担当・参照する正本
現場責任者S→社員K/社内の初日案内K-DAY01
確認状態・次の行動
案内済み・受領済みを推定しない。配置前の残課題解消と本人の受領を確認する

社員K、担当H・C・D・R・S、現場X、日時、記録番号、結果はすべて架空です。同じK-CASE01で前後の段階の記録をつないでいます。

図解編集:2026年10月27日。公式情報の確認日・対象範囲は、このページの公式資料欄で確認できます。

このケースで準備を進める

未経験の新入社員を初めて配置する

社員Kの採用、対象教育、実施・補講、配置前確認を同じ記録番号で引き継げます。

使う方:採用担当・教育担当・管制・現場責任者
対象範囲:警備経験・保有資格のない架空の社員Kが交通誘導業務に就く準備例。本人条件と現場条件の確認は別々に行います。

  1. 1. 採用時に確認したことを渡す

    共通案件番号K-CASE01で社員Kの採用時の確認を始めます。下の資料の「1 採用と前提」で勤務条件説明、資格・経験の確認状況を採用担当から教育担当へ渡します。受領だけで内容確認済みにしません。

    ここで用意するもの(独自の参考資料)

    ここまでに用意するもの:社員Kの確認済み事項と未確認事項

  2. 2. 条件を確認して教育を計画する

    同じ社員Kの資料の「2 教育全体の条件確認」「3 教育計画 K-PLAN01」を使います。必要な教育全体の時間・内容は公式確認が必要です。30分の口頭練習案は一部分の例で、新任教育全体の計画や法定時間への算入を確定していません。

    ここで用意するもの(独自の参考資料)

    ここまでに用意するもの:教育担当が確認した対象区分と実施計画

  3. 3. 実施・欠席・補講を記録する

    同じ資料の「4 当初日の記録」から「7 教育から管制への引継ぎ」を読みます。社員Kが欠席した当初回と、補講予定・実施後の事実・理解確認を記録番号でつなぎます。この架空例の最終状態でも教育全体の完了は未判定です。

    ここで用意するもの(独自の参考資料)

    ここまでに用意するもの:実施記録と、教育担当から管制への引継ぎ

  4. 4. 現場条件と本人の準備を照合する

    同じ資料の「8 配置前の照合 K-PRE01」「9 初日案内 K-DAY01」を使います。社員Kと現場Xには教育・配置条件の未確認が残るため、この例では配置を確定しません。条件を確認した後に集合・連絡先・装備を案内し、本人の受領まで確認します。

    ここで用意するもの(独自の参考資料)

    ここまでに用意するもの:配置前の責任者確認と、本人へ渡す初日案内

準備したものを控える

氏名・会社名・入力資料は保存しません。この端末の同じブラウザーで再開できます。共有端末では保存せず、印刷をご利用ください。

準備の目印:0 / 4項目

チェックは準備の目印です。保存するまで、この画面を離れると消えます。

全項目にチェックしても、受講資格・適法性・受付・申請済みの判定にはなりません。未確認事項は公式窓口などで確認してください。

この例の確認範囲・公式根拠
  • 以下の社内記録は参考様式です。法定帳簿・教育記録の要件全体を満たすことの証明ではありません。
  • このケースの4段階はすべて同じ社員Kの資料へつながります。下部の共通資料や関連記事の社員A・B等は別の架空例で、Kの実績ではありません。自社用には記入欄・確認項目を参考にし、氏名・実績をコピーしないでください。
  • 警視庁・警備員に対する教育時間

    本文照合日:2026-10-26。資格・経験に応じた区分表と根拠条項の案内を確認。社員Kの実在条件・必要教育内容・配置可否を判定したものではない。

ほかの条件にも共通する進め方
  1. 1. 採用担当から教育担当へ

    担当:採用担当

    本人へ説明した勤務条件、入社準備、資格・経験の確認状況を渡す。未確認のまま教育免除などを約束しない。

    用意するもの:採用段階の受渡し票

  2. 2. 教育担当から配置担当へ

    担当:教育担当

    対象業務と本人条件を教育条件・計画で照合し、教育実施記録の計画・実施記録の正本を参照。完了範囲と未完了範囲を明示する。

    用意するもの:確認済み教育範囲と残課題

  3. 3. 初回配置を本人と照合

    担当:管制・現場責任者

    配置条件の現場条件と資格台帳の資格証明、本人の連絡・装備を確認。現場固有の引継ぎは初回現場の立上げへ渡す。

    用意するもの:配置前の受領確認と初日案内

よくある漏れ

教育の実施記録に、実施年月日・内容・方法・時間数・実施場所・実施者・対象者の氏名がそろっていない、指導教育責任者と実施者が「誤りがない」と確認した旨の付記がない、が典型です(施行規則第66条第1項第6号)。電気通信回線を使う講義は、本人確認・受講状況の確認・知識習得状況の確認・質疑応答の機会の4条件を満たす必要があり、実技訓練まで動画で代替できるわけではありません(第38条第2項備考)。

判断が分かれるケース

短縮・免除は、経験だけでなく、保有する合格証明書や資格者証の種別・区分との一致で決まります。個別の判断は、施行規則第38条と警視庁の教育時間表、管轄の県警で確認してください。

担当が変わっても同じ正本を使う

採用の詳細準備は採用準備、教育条件は教育条件・計画、計画・記録の書式は教育実施記録、証明書台帳は資格台帳、現場条件は配置条件へ集約します。このページは工程・責任・受渡しを管理し、同じ教育記録を別様式で二重作成しません。

進められない条件も引き継ぐ

『書類受領』と『内容確認済み』は区別します。資格証明の未確認、教育の不足、現場条件の変更があれば、確認担当と期限を記録します。シフトに名前が入ったことだけで配置可能と判断しません。

本人には集合先、連絡先、持ち物と、困ったときの相談順を伝えます。社内への相談を必須の前段階にして、公的相談を妨げる設計にはしません。

よくある質問

採用した日に現場へ出してよいですか。
新たに警備業務に従事させようとする警備員には、免除に当たらない限り教育が必要です。採用から配置の間に、新任教育の日程を先に組んでください。
オンラインで教育してもよいですか。
講義は、本人確認・受講状況の確認・知識習得状況の確認・質疑応答の機会の4条件を満たせば電気通信回線で行えます。実技訓練が必要な事項は動画だけでは代替できません。

この手順で用意するもの

公式様式は公式サイトの原本を使用してください。以下は独自の準備表・参考例です。

目的に合う資料セットを探す

公式資料・今回の確認範囲

  • 警備業法施行規則(e-Gov法令検索)

    本文照合日:2026-11-07。第4条・第8条・第11条・第14条・第15条・第17条・第21条・第25条・第28条から第32条・第38条・第66条を確認。

  • 警視庁・警備員の教育時間

    本文照合日:2026-10-26。教育時間の条件別表、有資格者・経験者の区分、経験年数の定義と根拠条項の案内を本文確認。個人の適用条件・現行規則との照合は個別に必要。

  • 厚生労働省・労働条件明示のルール

    本文照合日:2026-10-26。2024年4月からの明示事項追加のリーフレットを確認。各求人・契約の条件は原文と個別に照合する。

用件に合う公式窓口を確認する

編集更新:2026-11-07(公式情報の確認日とは別)。2026-11-07に施行規則第38条・第66条と警視庁の教育時間表で確認した範囲の要点です。個別の時間数は条件で変わります。